こんにちは！
今回は、話題の『ウッドショック』について触れていこうかと思います！
ウッドショックについて
普段お客様とお話しする中では
「SNSなどで聞いたくらい」「詳しくはよく分からない」
といったご意見が半分以上くらいな気がします。
しかし実際に住宅会社と打合せ中だったり
情報収集を始めている方からすると
今さら？！と思う話題かもしれないですが
現時点での状況やこれからの動向
住まいづくりを考えている方はどうすべきかなどを
私なりに調べて考えた内容をまとめて
お伝えしていこうかと思います(^^)
そもそも『ウッドショック』ってなに？？
簡単に言うと、木材の価格が高騰した！
そもそも木材が不足して行き届かない！
といった現象です( ；∀；)
実は過去にもこの現象は起きており正確には
今回は第三次ウッドショックとなります。
一度目は1995年頃に環境保護団体による
絶滅危惧種のシマフクロウを保護するために
森林伐採の規制が厳しくなり木材不足へ。
この際に、木材が米国産から
ヨーロッパ産へシフトして数ヵ月後には終息しました。
二度目は2000年代に新興国や中国での
木材消費が急増し世界の木材供給量が追い付かなくなりました。
そして今回、三度目のウッドショックというわけです((T_T))
ウッドショックの原因は？
今回の要因はいくつかあります。
コロナウイルスによる働き方の変化で在宅ワークが増え
不況対策の金融緩和が住宅購入の後押しとなり
アメリカでは、よし！郊外に住もう！！という人が急増。
今まで日本に輸出されていた木材はアメリカ国内での
需要が高まり木材の価格が高騰しました。
港でのコロナウイルス感染や検疫の徹底などで人手が減り
荷物を下ろしたコンテナが戻ってこなくなりました。
そして昨年11月頃から海上運賃が高騰し世界の海上物流は混乱してしまいました。
ほかにも、リノベーション・DIYブームなども影響していると言われています。
ちなみに中国もバンバン木材を購入確保しているとの話も有り
それも拍車をかけることになっているようです。
最近までロックダウンをしていた国もあったので、木材製材所の生産も減っている中
木材いっぱい欲しい！！という状況になったため、世界的に需要と供給のバランスが崩れてしまいました。
日本の住宅業界への影響は？？
全体的にモロに影響を受けています。。
しかしこれに関しては、住宅会社によるといった感じですが
値上がりをしている会社がほとんどです。
小中規模で経営されている建築会社さんや
工務店さんへの影響はかなり早かったようです。
仕入れルートや在庫の量木材の生産先などにもよるようですが
大手ハウスメーカーへの影響は最近まで少なかったです。
しかし色々な住宅会社の営業マンと話していると
ある大手ハウスメーカーでも６月から値上がりし
大手ローコストメーカーさんでは毎週価格が上がっているとのことです。
ちなみに建築資材より、水廻り設備機器の方が影響は大きく
設備メーカーによっては食洗器自体や、一部の部品などの
納期が未定ということが起きています。
ちなみに当社は今のところ(2021年6月30日現在)影響はなく
価格の変更もありませんが正直いつどうなるかは
全く分からないといった状況です。
今後はどうなっていく？
残念ながら金利や株価と同じで、どうなるかは誰にも分かりません。。
これが分かるほど世界情勢が正確に読める人は、今大富豪になっていると思います(￣0￣;)
ただ、予想ではまだまだ価格は上昇していくのではないかと思います。
今影響を受けていない大手住宅メーカーでも、少なからず影響は出てくるでしょう(T_T)
しかも現時点で急に状況が一変するような打開策が無いため
価格が変わらなかったとしても工期が伸びたり
そもそも着工の目処が立たないといった可能性もあるので
補助金や給付金などを視野に入れていた方は
期限をしっかり確認しておきましょう！
住宅を検討している方はどうすべき？
ウッドショックの様子を見るために
計画を延期する必要はないと思います！
理由は、いつ状況が終息するか分からないからです(T_T)
色んな住宅メーカーの建物を見学したり
自分達の要望を整理してイメージをつけたりなど
少しずつでも計画を進めていき
本当に良い土地や良いメーカーと出会えたときに
本格的に動けるように準備はしておきましょう！
とりあえず一旦ストップ！！(゜o゜)
はする必要は無いんじゃないかなと思います^^
検討している住宅メーカーの提案内容に納得しているのであれば
むしろ進めた方が良いかもしれません！
後に伸ばすほど値上がりの可能性は上がってしまいますので(T_T)
基本的には契約時の見積もりが金額のベースになるので
(住宅会社によっては契約後でも価格の変動の可能性はあるようですが、、)
契約後に変わる可能性がある項目は何か
を契約前にしっかり確認しておきましょう！
気を付けること
言われるがままに焦って決めてしまう。
これだけは絶対にしないでください！
こういった市場の変化や大きな出来事が起きる度に
巧みな悪い営業トークというのはたくさん生まれがちです。。
「今決めてくれないともうすぐ金額が上がります！」
「着工の枠を確保するために取り合えず仮契約だけしましょう！」
などなど、、不安や焦りを煽るような言葉に惑わされず冷静に判断されてください。
(もちろん本当に得だったり、お客さんの為を思った話しもありますが。。)
言われている事が本当かどうか確認したい場合は
他支店や本社に問い合わせる、もしくはSNSやブログなどで
同じ住宅会社で同じタイミングで計画している方と
情報交換をしても良いかもしれません。
もちろんエリアによって状況や対応が違う場合もありますし
SNSに書いてる事が100%正しいわけではないので
鵜呑みにせず、参考として情報収集しておきましょう！
現状から思うこと
いままでの歴史の中でも、基本的に建築部材費などは
現状維持か、もしくは上昇を続けています。。
一度金額が上がった物が、ウッドショックを乗り越えた後に
ガクッと金額が下がる事は考えにくいです。
今回起きてしまった大きな出来事は
自分達の行動で状況が改善するような問題ではありません。
ですので悲観的にならず、とにかく前を向いて
少しづつでも進むべきだと思います(^^)
自分たちが今できる事を整理して、正しい情報を備えておきましょう。
マイホームが欲しいと思ったときが建て時です！
世界情勢がどう変わろうが結局住まいづりは、人と人のやりとりです。
本当のことを言っているかどうか疑う必要が無いくらい信頼がおけて
自分達に寄り添った進め方をしてくれる担当営業を
早いうちに見つけておくことが大切です(^^)
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